悪太郎「あ〜あ、泥まみれの上に返り血べっとりで、なんといいましょうか、悲惨だねこりゃ」
「……こいつもこれまでよく頑張ったんだけどね。」
「ついこの間のチベットの時は挟み撃ちになって大変だったな」
「さてと、どうするか」
「……」
「でも、ひどいよな。だってさ、みんなで頑張って手に入れた戦果を自分たちだけのものにしようとするんだもん。やっぱり頭来るじゃない」
「俺は、コッカフェチーズとの激闘を終え、休息するために矛を収めたとこだったし、姐御は、これから禿鷹死ね死ね団の猛襲に備えて盾を磨いているとこだった」
「そう、俺たちはふたりとも、来るべき戦いに向けて振り返っておかないといけない時期だったんだ。それぞれの過去、を」
沖縄の集団死と神風特攻隊の違いについて
死刑と集団リンチの違いについて
「胸に刻まれている言葉を今一度確かめておく必要があった」
これから来るべき激闘、かたや八百長選挙、かたや公開審判
「……あそこは俺たちにとっては主戦場、実弾飛び交うタマの取り合いだからね、ヘタなことは口に出せないんだ。口が滑らないように一度は、言葉を洗い直しておく必要があった」
「そうじゃないと水際作戦は取れないし、背水の陣を敷くこともできない」
「……ほかの作戦なんて思いつかないし」
「乱戦になったら何がなんだか分からなくなる、敵も味方もありゃしないんだ」
「まあもういいんだけどね、愚痴っぽくってごめんよ。姐御」
でもさ、おかげであなたのことを攻撃しようと手ぐすね引いて待ってた連中は肩すかしを食らった形になったよね。……今は、何も考えずに、ゆっくり休めてると良いんだけど。
あたしはあたしで来るべき激闘に備えてクラスター爆弾を抱えた飛行機を手に入れたし、核弾頭を持つ強力な後ろ盾を持つこともできた。だから、もう少ししたらゆっくり休めそうだよ。
悪いことばかりでも、なかったのかも
ところで
あたし、思うんだけど
学校の先生と自衛隊ってちゃんとしたユニオン持ってないの
だってさ、考えてごらんよ
あたしが彼らの代表だったら声をそろえて言うと思うんだ
今の状況ってやつに
平和のために尽力してきた
「これまでのあたしらの働きを無駄にするんですか?」
って
国民を守るためにはたらいている自衛隊のみなさんが
なんでわざわざ莫大な税金を使って
遠いところまでコロサレに行かなきゃなんないの
「あたしたちが守ってあげるから」
「日本を豊かにしてくださいね」
その願いを込めて育てられた子どもたちが
せっせと働いて日本に税金を納めてくれる前に
貿易相手国の子どもたちを殺しに行かないといけんの
おかしいよ、こんなの
だから
「これまでのあたしらの働きを無駄にするんですか?」
って声をそろえていってくんないかな
え、言ったらヤバイ、クビになるかも?
そうなんだよな、この国はとっくの昔に国家主義者に占領されちまってんだよ
生きてはたらく現場で
こんな当たり前のことも口に出せないというんだから
「これまでのあたしらの働きを無駄にするんですか?」
だから
はやいとこそのポンコツを洗い直して
第28条 勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。
こいつにはまだまだはたらいてもらわんと
そうでないと
この先、子どもたちは
背後から拳銃を構えた教師たちに追い立てられ
報酬の横取りを企む戦友たちにライフルで照準を定められつつ
正面にいる同じような境遇のみなさんとマシンガンで殺し合いをする羽目になる
だから
塹壕の中で
せっせとクソを投げ合っているんじゃないか
この電子の網の目の中で
俺と、オマイラは
ねえ、そろそろそこから出ようよ
聞くところによると
長いこと汚泥の中にひたされていた足は
ふやけたところが破れて膿を吐き出し
どろどろぐちゃぐちゃになって
しまいには腐って軍靴と一体化してしまうらしいよ
降雨などの増水時には、兵士たちは汚物まみれのぬかるんだ泥に足を突っ込んだまま、いつ攻めて来るか判らない相手を待ち続けなければならなかった。このような特殊な環境によって、伝染病は元より、塹壕口内炎や塹壕足(重篤な水虫や凍傷によって循環器系障害を起こし、酷い場合は足を切断した)などの病気も発生した。特に寒冷地においてはその被害は甚大なものとなり、戦後復興に大きな影を落とした。
現在wiki先生
時間がないんだ、はやいとこ足を洗おうよ