レジームチェンジ反対

2008年03月20日

60年じゃ足りないか、足りないよね(追記有り)

こちらにコメントくださったみなさん
http://teagon.seesaa.net/article/89840879.html
返事が遅れてしまい申し訳ありませんでした

みなさまのお言葉に刺激されて
あれこれとあふれ出てくる思いの丈を
つらつらと
以下に書きしたためたいと思います
コメントくださったみなさん
そして
こちらにいらして
gonの思いを聞いてくださる
大好きなみなさまへの感謝の気持ちを込めて


あの操縦士が彼でなかったらとずっと願い続けてきた。彼の作品は小さいころ誰もが読んで、みんな大好きだった

ホルスト・リッペルトさん(88)


88才といえば米寿ですね
その方が今あえて口を開いた
ということはやはり
その「今」の意味を噛みしめる必要があるのかな、と
そういう思いがあって
わたしはあれを記事にしました

戦争は敵を殺すのではなくて
人を殺す
夢のいっぱい詰まった未来
家族と友人と隣人とのかけがえのない絆
数え切れない思い出
そのすべてを
根こそぎ持っていくのです
そして社会にはその人の抜けた穴が
ぽっかりと残るのです
現在の沖縄には
その半分の穴が開いています
ここはわたしたちだけのスペースではない
教室の隣の席にいたはずの
バーのカウンターの向こう側にいたはずの
朝食のテーブルに一緒にいたはずの
その半分がいないのですよ

「あの操縦士が彼でなかったら」
戦争が生み出す残酷な真実ですね。…打ち落とされたのが誰であったとしても。
Posted by えあしゃ at 2008年03月17日 22:41


戦争の悲惨

「打ち落とされたのが誰であったとしても」

このパイロットが話す気になったのは
そのあたりのもやもやがふっきれたから
たとえ相手が
テロリストであれ、独裁者であれ、
そして星の王子さまであれ
あるいは
無数の一兵卒のひとりであれ
人殺しにかわりはない
そう思ったからなのかもしれない
そんな気がします
(全然違うかもしれない、という思いも抱えつつ)

この世に人がいる限り憎しみも悲しみも存在するが、それより一つ多い笑顔が存在する可能性もまたあるのですよね。
Posted by とみんぐ at 2008年03月17日 22:16


わたしたちには
もうひとつの笑顔を
あの惨劇から紡ぎ出す努力が必要です
あそこで失われた
命たちへの哀悼、その祈りをかかさず
二度とこのようなことを繰り返してはならないと宣言した
その誓いを忘れず
何に寄り添い、何を求め、何を護っていかなければならないかを
常に考え続ける
その努力が必要です
笑顔を紡ぎ出すための

でも。世界中にちらばった彼の贈り物(作品)はきっと! ずっと ずっと 生き続ける!!!
世界の美しさや 悲しさや
見えないものの 大切さを 
おとなやこどもに そっとおしえてくれる! 永遠に。
Posted by ちろ at 2008年03月17日 11:04


あの戦争でついえた命たち
そこからいただいた尊い贈り物
わたしはその最も大きなものが

ほかならぬ

「日本国憲法」

だと、信じています


「悲しくて悲しくて仕方がない。私には希望するものが何もない。人生が分からなくなっている」
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ少佐


と絶望的な気分になったとき

「日本国憲法があるじゃないか」

と言えるように

「わたしの前でそういう馬鹿げたことをしゃべるな」
エルヴィン・ヨハネス・オイゲン・ロンメル元帥


その優秀な軍人が
自身の息子に向けて
この言葉を発した時の絶望を
わたしは噛みしめる

我が子が
「あなたは自分の国に誇りを持っていないのか」
と問いかけてくる
そしてもし、その時に

「日本国憲法があるじゃないか」

と言えなかったら
わたしも同じ気持ちを味わうだろうな
と戦慄する

だが、だからこそ

「日本国憲法」がある限り

わたしは絶望しない

砂漠のキツネも星の王子も

この世の誰ひとり敵として認めない

人殺しはしないという誓い

あの惨禍の中からわたしたちが紡ぎとった

たったひとつの真実

世界からの贈り物

日本国憲法

人類史の奇跡の結実

未来への虹色の架け橋

人類は実験をはじめていた

60年はうまくやってきた

それで足りないか

それだけでは足りないか

この実験はもう終わりにするのか

完全な憲法を持つこの国を「夢の国」の領域に戻すのか

みんなが目指してきた黄金の国が

今、現出しつつあるのを

見捨てるのか

この人類の壮大なロマンへの挑戦を

みんなで応援してくれよ

なぜ世界に向けてこの声を発しない

中国にアメリカにロシアに

イギリスにフランスに

杜甫にマークトゥエインにトルストイに

シェイクスピアにボードレールに

そして手塚治虫に

 ひょうたん

すべての人々に感謝を込めて

日本国憲法があるじゃないか

わたしたちをそっと包んでくれている

人類愛の結実

日本国憲法よ

永遠にあれ


 この恋がいつの日か 表彰台にのぼる時

 君がメダルを受けとってくれないか

 たとえば千年 千年じゃ足りないか

 できるだけ長生きするから

『千年メダル』甲本ヒロト


3月20日 20:55 追記

また肝心なこと忘れてました。当時のみなさんの年齢です。

逆算してみると、ホルスト・リッペルト操縦士が
『星の王子』の作者、未帰還・行方不明の報せを聞いたのは
24才のころということになります

ちなみに当時
サン・テグジュペリが44才
エルヴィン・ロンメルは52才
その息子である
マンフレート・ロンメル氏は15才
そして
アンネ・フランクも15才
さらに沖縄戦で家族を失った
金城重明氏も15才
http://www.jlp.net/letter/070515b.html

なんか、追記では足りなくなってきました
後ほどあらためて
エントリを上げるかもしれません
posted by gon at 10:42| Comment(4) | TrackBack(11) | 壊憲手続き簡略化法案 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>gonさま
古い記事までお読みいただき、かつTBまでありがとうございました。

そうなんです。
未だたったの60年なんです。
それが文章にされるまでの、長い長ぁい歴史の最新の60年なんです。
これが、魂の根っこに座るまで…無かったことにさせちゃいけません。

60ん年前、銃後にいた人のことも、おいおい書いてみたいと思っています。
Posted by とみんぐ at 2008年03月21日 21:49
ごんさん、ありがとう(はあと)

何人もみずからにして全きはなし
人はみな 大陸の一塊 本土のひとひら
そのひとひらの 土塊を 波のきたりて洗いゆけば
洗われしだけ欧州の土の失せるは さながらに岬の失せるなり …中略…
何人のみまかりゆくもこれに似て
自らを 殺ぐにひとし

ジョン・ダンの詩を思い出しています。
Posted by えあしゃ at 2008年03月21日 23:39
とみんぐ様

おはようございます。

>…無かったことにさせちゃいけません。

苦渋の中に飲み込んでいたその言葉を、今、60年の沈黙を破り、語りはじめた人々。封印していた言葉を語らざるを得ないという思い。何度も繰り返される、この優しい方々に対するひどい仕打ちは、もう人間の原罪といえるかもしれません。もちろん、そのことによってわたしたちが贖罪されるというわけではなく、むしろ、断罪されるべきはわたしたちであって、過ちを悔いている側ではない、という意味で。

決して、無かったことにさせちゃいけませんよね。
Posted by gon at 2008年03月23日 08:36
えあしゃ様

おはようございます。

「何人もみずからにして全きはなし」

美しい翻訳です。訳者と詩人と、そして読者であるわたしたちの魂が響き合っているのを感じます。このつながりを感じるとき、わたしは何ものにも負けることのない人間の強さを感じ、人間であることの幸せを知ります。

素敵な気持ちをありがとうございました。


「人間以上のものにならなければ、お前は蟻以下である」ジョン・ダン


今日は抗議集会に家族で参加します。

Posted by gon at 2008年03月23日 09:00
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