レジームチェンジ反対

2008年03月03日

希望をかじる寄生虫

ばく(貘)
2 中国の想像上の動物。体形は熊に、鼻は象に、目は犀に、尾は牛に、足は虎に似るという。人の悪夢を食うという。
「大辞林」三省堂

bug 
コンピューターのプログラムにおける誤りの箇所。「―が出る」「―を見つける」「―をつぶす」
〔原義は虫の意。創成期のコンピューターで,回路に蛾(が)が挟まり動作不良を起こしたことから。世界初とされるバグ(蛾)はアメリカの国立アメリカ歴史博物館に保存されている〕
「デイリー 新語辞典」三省堂


今回はこちら

dr.stoneflyさまの
『「岩国市の苦悩は他人ごとか」…レ○プを我慢する生活 』
http://dr-stonefly.at.webry.info/200802/article_1.html
なのですが
こちらのコメント欄の罵愚という方
なんだか管理人のdr.stoneflyさまの大ファンのようで
エントリと関係のない質問を
次から次へと繰り出してまいります
それがちょっと、なんと申しましょうか
よくわからないのです
まとわりつき方が
よくあるネット○○とはちょっと違いまして(ちょっとだけね)
キモさとか、ウザさってのがココロモチ少なく
さっぱりしてるってのか
薄いというべきか
まあとにかく
ごらんいただければわかると思います
で、わたくしの敬愛するくろにゃんこ先生が
(ゼッタイこの方も面白がってる、ように思える)
その果てしない浅さをたしなめてございます
ところが、考えがあまりにも(紙一重くらいに)ヒラヒラすぎて
トーフにカスガイヌカにクギカメダのアラレパンチゾンビにニンニクって感じで
一向にラチがあきません
それで、(暇な折りで結構ですので)どなたか親切な方に
筋の通ったご意見をたまわり
この方を真っ当な処へ導いていただきたく存じまして
ご紹介いたしますれば
よろしくお取りはからいくださいませ



以下、罵愚さまの質問に答える形式で論を進めてまいります

 平和憲法はねえ、素直に読めば完全非武装だと思うよ。自衛権を全面否定していて、自衛隊は、憲法違反だ。
 それに対して、国連憲章は集団安全保障の恩恵がおよぶ以前の状況下では、各国自前の個別的あるいは集団的自衛をもとめている。
 両者のあいだには、埋めがたい矛盾があります。

 平和憲法ってのを『日本国憲法』と置き換えてよろしいのでしょうか。そうであれば、『国連憲章の目的』と『日本国憲法の理念』は、ほぼ一致しています。矛盾している箇所があれば(全条文のどちらからでも結構ですから)ご指摘ください。

第1条〔目的〕
国際連合の目的は、次の通りである。
国際の平和及び安全を維持すること。そのために、平和に対する脅威の防止及び除去と侵略行為その他の平和の破壊の鎮圧とのため有効な集団的措置をとること並びに平和を破壊するに至る虞のある国際的の紛争又は事態の調整又は解決を平和的手段によって且つ正義及び国際法の原則に従って実現すること
国際連合憲章(日本語訳)


第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
日本国憲法



 ところが、日本の現実は平和憲法の欠陥を実証してしまっている。空想論で、平和を招来できない現実からは、あなたの結論は逆転して、憲法のほうを国連憲章に順応させるほうが正しい。
 まぁ、あなたがどう理解するのかは別問題なんだが、国連憲章と平和憲法の乖離に気づいてくれれば、わたしの目的は達成できたことになる。

 「国連憲章の目的」と「日本国憲法の原理」は乖離しているどころか一致している。
むしろ乖離があるのは国際社会の現状と「国連憲章の目的」であり「日本国憲法の原理」と日本の現在ではない。
理念や目的に照らし合わせて努力すべきは、日本ではなくて、国際社会の方である。

われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、
  〔 中  略 〕
寛容を実行し、且つ、善良な隣人として互に平和に生活し、
国際の平和及び安全を維持するためにわれらの力を合わせ、
  〔 中  略 〕
これらの目的を達成するために、われらの努力を結集することに決定した。
国際連合憲章 前文


日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国憲法 前文



 国連憲章は自衛権と集団安保で侵略に対処しようと書いてあって、武力による威嚇なんて書いてないよ。
 誤解をもとにした議論なんて、ごめんだよ。

 国連憲章には「自衛権と集団安保で侵略に対処しよう」などというような条文はどこにもない。あればそれを提示せよ。


 現実を無視して、法律を語れば空想的理想主義におちいり、法律を無視して、現実を語ればいつか来た道≠ノなってしまうのかなぁ?

 「憲章」とか「憲法」というものと「法律」との違いを知っていれば『空想的理想主義』などとという不可思議な文言が出てくるはずはないのだが。そもそもこの『空想的理想主義』とは、何のことか。まさか、『国連憲章の目的』や『日本国憲法の原理』のことだとはいうまい。


 「現実ってのは良くも悪くも演出された虚構の世界であり、よーするに大きな声の人に騙されてる」としたなら、北方四島や竹島や尖閣諸島などの領土問題や北鮮の拉致事件は、あれも「演出された虚構」ですか。これらのケースで、大声の主は誰で、だまされているのは、誰でしょうか。
 非武装中立で、それらが解決するもんでしょうかねぇ?

 「軍備の拡張」や「米軍との同盟」をかさにきた威圧では解決できていないというのが現実。解決のためにお互いどうした方がいいか腹を割って話をしていこうというのが現実的対応。


 でも竹島に韓国軍が常駐するのも、拉致された日本人が帰ってこないのも現実ですよ。

 はい、現実です。だから交渉してるんでしょう。日本がどれだけ軍備を増強すれば、米軍基地をどれだけ増やせば、この問題は解決するんですか。交渉以外の現実的な解決策をあげてください。


 国家や政府を否定して、ドロボーや万引きを捕まえる治安はだれが守るの?

 国家や政府がなかったら警察官は存在しないということですか。だとしたらそれはなぜか。
また、国家や政府がなかったら警察官は存在しないということ、でなかったとしたらあなたの論自体が意味不明です。もっと論理の筋道を立てて話をしなさいな。


 じゃぁ、暴力をつかわずに沖縄の海兵隊を追い出せばいいじゃん。70年間かかって、できなかったんでしょう?
 空想論って、つまらない、

 なんだ、結局「暴力を使え」って言いたいだけなのか。あんた猿山のサルか。
 だったら猿は猿らしく

 この世のことも 『夢のまた夢』 って言って(言う前に)消えてくれ


 人(ちゅ)に殺(くる)さってぃん寝(に)んだりーしが
 (他人に痛めつけられても眠ることはできるが)

 人(ちゅ)殺(くる)ちぇー寝(に)んだらん
 (他人を痛めつけたら眠れない)
詠み人知らず『沖縄の諺』


沖縄のおじいおばあ(おとうおかあ)はみんなそうやって

子どもたちに語ってくれたよ

人間は平和を願うんだ

それが「現実的」かどうかはわからない

でも

少なくともわたしにとっては

そのことは 真実 だよ


 もしもの話この話
 もしもの話がもしものこと
 真実だったらおばさんあなたはなんとおっしゃるか

 きれいに咲いたあの娘
 きれいに咲いたその娘
 真実みないでこの僕がこんなにゆっくりお茶をのむもんか

山之口貘『来意』より



世界平和の実現を希求する


これがあたしらのホントの姿さね

ぐっすり眠って、いい夢見る

ねえ、そこのあんた

これ以上の幸せがありますか
posted by gon at 23:12| Comment(12) | TrackBack(7) | 美しい日本の諸事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そう!
それが しあわせ!

ではでは ごんさん みなさん
おやすみなさい!良い夢を。
Posted by ちろ at 2008年03月04日 00:04
お邪魔致します。
すばらしいまとめですね。
既にご存知と思いますが、私は作文力皆無ですので、今後もご指導よろしくお願いします。
ごんさんはウチナンチューなんですね。私はヤマトーにいますが、昔々タッチューのタッチュー島に暫く住んで居たことがあります。
Posted by すぺーすのいど at 2008年03月04日 00:22
いやいや、ワタシもこういうまとめが出来ればいいのですが、どうも現実処理能力に難点があって……(笑)
でね、ばぐさんのブログにTBを送ってみてはいかがでしょうか? なんと言っても「罵愚と話そう」ってブログタイトルですから、拒否されることはありません。それとね、罵愚さんは、自ら送ったTBやコメントを拒否するブログを挙げ連ねて批判するお方ですから、よもや自ら無視するとは思えません。ただ、ばぐさん以外にもその手の人々が大挙して押し寄せて炎上してもしーらない(ばく)

余談ですが、ワタシも以前コメント拒否ブロガーとして晒されました(爆)
Posted by dr.stonefly at 2008年03月04日 06:10
>ぐっすり眠って、いい夢見る
>ねえ、そこのあんた
>これ以上の幸せがありますか

そうですよねぇ。
でもそれ以上の物を求めてしまう「欲」があるのが怖い。

dr.stonefly様のコメント欄は投稿者名が赤黒いところは、基本的に飛ばして読んでます…こんなことではいけないんだろうけど、一応生活時間はかぎられてますんで…すいません。
Posted by とみんぐ at 2008年03月04日 09:48
ごん さま

 議論を引き取ってくだされるのは嬉しい。あたしだと無駄口モードになってしまいますもので。

 今日のエントリ。広めたいけどTB不調なのでお知らせにあがりました。

http://ameblo.jp/kandanoumare/entry-10077298746.html
Posted by kuroneko at 2008年03月04日 14:40
ちろ 様

ねえ、でしょでしょ。それで目が覚めても布団の中でもぞもぞしてるっての、たまらないんだなこれが。

香炉峰の雪は簾を撥げて看る

ぐっすり眠って、太陽燦々。そして、だけれども今日は日曜日、むにゃむにゃな気分。何年も味わってないなぁ。いつも何かに追われてる。あるいは二日酔いだったり。ってそれは自己責任か。こころに波風の立たぬ朝をみ〜んなのもとへ、送り届けてくださいな。あたしの女神さん。
Posted by gon at 2008年03月06日 22:56
すぺーすのいど様

おお、伊江島たっちゅ〜、阿波根おじいゆかりの地ですね
http://www.jca.apc.org/heiwa-sr/jp/ahagon.html
以前のエントリでも紹介してますが、もう何度でも紹介しちゃいます

  土地は魔法使いのようだよ。
  同じ土にいろんな種をまくといろんな命を育ててくれる。
  命はぐくむ土地を、人殺しの練習のためには使わせない。

  土地は万年。金は一時。

あたしの愛してやまない村野瀬さまも仰ってました。偉大な詩人は響き合う。

アハゴンおじい と ルイ・アラゴン、見事に韻を踏んでますね。

なんかこういう先輩たちのことを思うと涙が出てきます。元気出てきました。ありがとうございます。
Posted by gon at 2008年03月06日 22:58
dr.stoneflyさま

>ばぐさんのブログにTBを送ってみてはいかがでしょうか?

実は送ったんですが届きません。拒否設定ではないと思うがなあ。と申し上げておきましょうか。そういえば『アカ・ダメ・イヤ』の時も送りましたが、あれはどうなったんだろか。実を言うとあちらの記事、あまりにもつまんないんで見てないんですよ。ごめんね。でもバグさんもそうだと思うので悪いという気はあまりおきませんが。その点だけは気が合うみたいですね。あたしとバグさん。
Posted by gon at 2008年03月06日 23:01
とみんぐ様

>赤黒いところは、基本的に飛ばして読んでます

「腹黒いところ」と読んでしまいました。たしか貘という動物は胴の部分が白いので仏の乗り物だと言われてたんじゃないかしらん。つまりはその逆で悪魔かなんかの乗り物ってことか。でもそんなに恐ろしげな感じはしないんですよね。なんかいい年したおっさんがピンポンダッシュやってもつまんないよ、みたいな。軽いんですよね、吹けば飛ぶくらいに。どんどん飛ばしましょう。しっしっと。
Posted by gon at 2008年03月06日 23:02
kuronekoさま

教授殿、お楽しみのところを申し訳ありません。沖縄という言葉が不思議な形で出てきたもので毎度のごとく過剰反応してしまいました。

ご紹介のパブコメ(こんなん省略すんなって?)ですが、教育行政についてはまったくの素人なので(教育に限らずだけど)うまくまとめきれるかどうかわかりませんが、やるだけのことはやってみます。ただ、改憲派の動きが気になるのでそっちの方がメインになります。あたしの心的リソースってのは。
Posted by gon at 2008年03月06日 23:03
阿波根おじいはほんとに凄い人です。
何度かお会いしたことがあります。
私が島に居た頃でもすでにお年を召していらっしゃり、本島の病院に入院していることが多かったようですから、ゆっくりとお話を聞くことは出来ませんでした・・・残念です。
Posted by すぺーすのいど at 2008年03月07日 21:46
すぺーすのいど様

>何度かお会いしたことがあります。

私は学生時代を東京で過ごし、沖縄に帰ってくるまで阿波根おじいの存在を知りませんでした。そのことが、今、ものすごく恥ずかしい。

1995年、怒りで満たされた島を冷めた目で眺めていた自分が、恥ずかしい。

そこから一歩でも、自分自身で前進していきたい、それがここでのわたしの存在意義です。
Posted by gon at 2008年03月09日 22:07
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