レジームチェンジ反対

2007年06月07日

天下三分

売米国 VS 愛国

松岡氏が亡くなる前に出そうと思っていた記事です
いろいろと思うところあって
どうしようか逡巡していたのですが
こちら>http://teagon.seesaa.net/article/42606047.html#comment
にコメントいただいた
mxさまのお言葉に力を得て
アップすることにしました

まずは
いつもお世話になっている
kuronekoさんちのこの話題
「『体制選択論』をどうするか」
http://ameblo.jp/kandanoumare/entry-10034752408.html

なぜだかメディアは右と左で煽りたがるけど
一向に語られない対立軸があるんだよね

「米国追従」か「愛国」かということなんだけど

この軸を見失うと
ウヨとサヨ、つまり
「国家主義」と「共産主義」の古くさい議論になっちゃう
だからうんざりするんだよね
みんな

冷静に現状を見てみようか
九条と自衛隊、そして日米アンポン
この55年レジーム国防三大前提がお互いを過度に干渉し合って
にっちもさっちもいかなくなったというのが現状でしょう
ここで現在一番問題なのは日米アンポン
これの問題点を指摘できない政党が売国
これの問題点を指摘しないメディアが売国
これの問題点を知らないふりをするものが売国
なんだけど
今は参議院選へ向けて
この問題点を言及しない政治家が売国とまずは言っておこう

それでどのような議論が形成されているかというと

まずは 『愛国保守派』 (=国防のために『自衛隊』は必要)

『どこが非戦闘地域ですか?』と国会で問われて、『わかるはずないだろう』と開きなおる、その方の命令で出動する自衛隊は何なんだろう、こういう概念と論理に不誠実な政府にどんな法を与えても危ないなと、だから取り合えずここでは止めようと。


昔は自衛隊を否定したら
「お前は愛する祖国が敵国に蹂躙されてもいいのか」
と返ってきた
専守防衛を貫いているうちはそれで通ったけど
今はアメリカが押し付けた軍事力という当初の目的がはっきりしてきたから
当の新自由主義者ですらあまりそんなことを言わない
そして本当の愛国者はこういうふうに言う
「概念と論理に不誠実な政府にどんな法を与えても危ない」



そして 『愛国護憲派』 (=『憲法九条』が国を守っている)

 第二次大戦後の世界秩序は、東西冷戦という世界規模の武力対立によって緊張と緩和の間を綱渡りしてきたが、皮肉にもそれが終ったとたん、中東が世界の紛争の震源地となった。この問題は人類を破滅に導く予感がする。なぜならば米国がすべてを握っているからだ。イスラエルがその米国を動かしているからだ。彼らは誰の言う事も聞かない不遜さがあるからだ。米国独立の父の一人、ベンジャミン・フランクリンはかつてこう言った。「米国はやがてユダヤ人に滅ぼされるだろう」と。その予言はどうやら正しかったようだ。中東の混乱は誰にも止められない。米国、イスラエルの暴力を世界がとめられないように。
 愚かなり日本。そのような狂った米国と歯止めの利かない日米軍事同盟を進めようとしている。憲法9条を捨て去ろうとしている。いしかし今ならまだ引き戻す事が出来る。その愚かさに気づくことができる。


以前は憲法九条を主張したら
「一国平和主義なんてお花畑の幼稚な議論だ」
とお叱りを受けました
東西冷戦時代はそれでもある部分納得はいったのだけど
今はアメリカの一国至上主義の片棒を担がされようとしているから
当の新自由主義者ですらあまりそんなことを言わない
そして本当の平和主義者はこういう
「憲法9条は人類を救う『平和の神』だ」



ということで最後に 『売国壊憲派』 (=『日米アンポンレジーム』が日本の生命線)

なんだけど
この人たちの言ってることは
私には
よくわからないんだ

「フセイン大統領が見つかっていないからフセインが存在しなかったと言えるのか?
 大量破壊兵器がないと言えるのか?」
「どこが非戦闘地域で、どこが戦闘地域か私に聞かれたってわかるわけがない。」
「自衛隊が活動する地域が非戦闘地域ですっ!」
「ショー ザ フロッグ!(カエルを見せろ!>ナカガワガママのことか?)」
「米国がどういう理由で行動するかを見ないとわからない。
 それを見て考える。その場の雰囲気だ。」

自称「権力の頂点」
自称「最高司令官」

自衛隊を派遣する「理屈付けはいくらでもある」


最近までは米軍基地要らんと言っても
頭ごなしに否定されることはなかった
(あくまでも個人としてね、運動や政治としてではなく)
沖縄では「そうだよね」
本土内地ヤマトゥーでは「そうだね」「そうなんだ」「そうかもね」
あまりこだわった議論には発展しなかった
私としてはむしろそっちの方に憤りを感じたものだが
今は違う
米軍要らんといったら
特亜だ売国だアカだと
これまで誰にも言われたことのないような
よくわからないレッテルを貼り付けられる
私自身はアカとか特亜だとか言われても別に悪い気はしないが
ひとつだけ

「売国」はお前らだろう

と言っておきたい

とりあえず勢力は三つ
『護国派』と『護憲派』と『売国壊憲派』
どちらがどちらと組んで
何から何を守るか
そろそろ決めた方がいい

日本は今アメリカに巣くうヴァンパイアに取り憑かれようとしている
憲法九条という護符を剥がして
人類史に巣くう
悪魔に魂を売ることをせまられている

これをどうするか
そこを考えることは
国を愛することだと思う


================================

赤壁の戦い
魏は北を平定し
その余勢を駆って荊州を併呑
その勢いは止まるところを知らず
濁流が堰に傾れ込むように
鋭気を満面に湛え呉をゆさぶる
八十万と号された兵士と軍馬
そして水上都市のごとき
威容の大船団

開戦か、降伏か

劉備の軍師諸葛亮は
建国以来の危機に揺れる呉へ赴き
水上での真っ向勝負を説く
諸葛亮の天下三分を解し蜀との同盟を後押しする魯粛
魏軍の弱点を的確に捉え歴戦の呉水軍の利を説く周瑜
後の合戦で謀計「苦肉の策」の主人公となる宿将黄蓋

そうして
降伏に傾きかけていた流れを引き戻し
呉蜀の同盟軍は魏軍を迎え撃つ

================================

魏の水軍を
奇跡の風を起こして
敵から収奪した火箭を放ち
焼き尽くし
世紀の一番に勝利するその後の展開は
『三国志演義』の中では最も有名な部分だろう

私は三国史における赤壁での大一番で
あの展開を企図したもう一人の人物の名をあげておきたい
当時の漢の丞相
後の魏王曹操その人である
赤壁の戦いで参戦したはずの
魏軍の宿将は誰一人死んでいない
命からがら逃げ帰ったはずの
敗走路でもただの一人も
あの戦で曹操が失ったのは
河北の袁紹を降しそこから捕虜として連れてきた敗残兵と
劉表の後を継いだ劉ソウの荊州を併呑して手に入れた水軍である
つまり赤壁で魏軍が失ったものは何もないのだ

現在無理難題を突き付けてくるアメリカは
自らの喉元に食らい付いているヴァンパイアを祓いたくてしようがない
だから日本に無茶苦茶言ってくるのだが
そんなデタラメをはねつけて
瀕死のアメリカを救ってやろうというサムライは
今の日本には残っていないのだろうか

usa.jpg「BORN IN THE U.S.A」

アメリカに生まれてしまった

この叫びを聞くことのできるものは
今の日本にはいないのか

日本に生まれてしまった

そんな言葉を
子どもたちに言わせてはならない

アメリカに生まれてしまった

そんな言葉を
未来の

日本の

子どもたちに言わせてはならない



なお沖縄に生まれた私は

アメリカに生まれてしまった

と歌いたい衝動に駆られることがある
私が生まれたのは復帰前
占領軍統治の年代なのだが
そういう意味ではなくて

衆参の選挙権要らんから
アメリカ大統領の選挙権くれと
思ったことが何度もある


サムライの末裔のみなさん
どうかこの訴えを聞いてくれ
何卒
posted by gon at 21:59| Comment(21) | TrackBack(10) | 壊憲手続き簡略化法案 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
取り敢えず早速の「dr.stonefly精神的自爆防止のTB&コメント」ありがとう。
どうも最近、政治がうざったく、というよりも頭の悪いワタシには理解しがたく、ワタシなりのアプローチをするしかない、と思っている次第です。
今だから、ひとつひとつ確認していき、「駄目なものは駄目」と解り合えないかなぁ、と思って居るのですが前途は多難でしょうね。
でも、ワタシには、ああいう書き方しかできない、と感じてます。それぞれの言葉で語っていきましょう。
共闘よろしく。
Posted by dr.stonefly at 2007年06月08日 09:00
こにゃにゃちは。ごん殿の申し分如何にも。拙者、諸手を挙げて賛同致す。こたびの戦さ、年金問題などという確かに桁外れではあろうが、事の本質は、あくまで行政ミス。斯様なものがこの非常時に争点などと、何を寝惚けたことを。マスコミ間者を使った目くらましに過ぎぬ。各々方、断じてその手に乗ってはなりませぬぞ。ごん殿の申す通り、「敵はホワイトハウスに在り」。彼の国の軍門に下るか、独立を保つか、二つに一つ。拙者は、独立を保つ。そのために用意した策もござる。「比例区は共産党」。この一手こそが最善手と心得申す。
Posted by BLOG BLUES at 2007年06月08日 15:24
この記事と1日の記事はどうも趣旨が解らないのですが。
制度改悪による貧困を「カネじゃない」と一蹴できるということは、もしかしてgonさんは貨幣経済から脱却なさっているんですか?
ならばそのライフスタイルを知らせることですよ。それが新自由主義に対する一番のカウンターになります。

お金を使わないで済む生活というのは、している本人には当たり前でも、一般人には難しく、なかなか実践できないものですが、それを可能にして方法を公開するだけでも強烈な印象付けをできます。
ネットに登場する有名人というと、きくちゆみさんと平沢進さんくらいですが、それゆえ一生活者からの情報発信は貴重です。

ところで私はサムライって嫌いです。
軍人から寄生的支配者に転化した連中でしょ。しかも世襲。
ラスト・サムライ〜国家の品格〜与党靖国派というのは、一連のキャンペーンだと考えています。中国のインフレ懸念と現政権のバカさ加減でポシゃりつつありますが。
Posted by 千年虫 at 2007年06月09日 01:11
 とりあげてくださり、ありがとうございます。左右どのような立場の人も、平和憲法への愛着を持っていることに心強く思います。

 最近知ったのですが、元防衛政務次官箕輪登氏の起こされたイラク派兵反対の議論などは大変共感できます。これこそ保守の代表とも言える人です。

 やはり憲法を守りたいという気持ちはイデオロギーとはまったく関係ないと思います。間違っていることは間違いであるという断固とした姿勢を示し、日本が守ってきたよき伝統を守っていくことが真の保守のはずです。

 現在の自民党の多数はこれに反しており、明らかな「反保守」でしょう。小泉氏は、自民党が曲がりなりにももっていたよい部分すらも、完全に壊してしまった。農村が崩壊し、郵政をはじめとする地域ネットワークが破壊されている。

 もはや昔の自民党ではありえません。保守層も場合によっては共産や社民への投票も視野にいれていくことも、今後は重要な鍵となると思っています。(民主の未決定な態度にはもったいない思いもしていますが、彼らも国民の意思を汲んでほしいものだと思っています。)
Posted by mx at 2007年06月09日 01:49
千年虫さま
こんばんは

レスが前後しますが、まずは千年虫さまの質問にお答えします。ほかにコメントくださっているみなさん、ご了承ください。

>gonさんは貨幣経済から脱却なさっているんですか?

脱却するわけないでしょう。私は家族もいて共働きですよ。皮肉ですか。
「世の中カネか」という問いは沖縄に住む我々にとって切実なものです。沖縄は「カネを選んだじゃないか」と言われ続けてきました。「世の中カネ?私はそんなことを言ったおぼえはないし、思ったこともない」たいていのみなさんはおそらくそう仰るでしょう。でも私は沖縄が選挙で負けるたびに口を替えて何度も、きっと必ず「所詮はカネ次第」という言説を耳にしています。その思想が真実かどうかはさておき、私の言はそこに逆ネジを打ち込んだつもりです。米軍基地が自らのふるさとにやってきて頭の上を戦闘機が飛ぶ。それで難聴になってしまった方に「世の中カネだろ」と言えますか。これは皮肉です。品のない言い方申し訳ありません。
以前から何度か申し上げておりますが、コイズミが政権を取ってから国政選挙が沖縄での選挙の様相を呈してきています。だから「世の中カネじゃない」と言ってみただけです。
Posted by gon at 2007年06月09日 03:56
>それを可能にして方法を公開するだけでも強烈な印象付けをできます。

貨幣経済を超越しているそんな仙人みたいなお方の言が今の日本国民に何の意味を持つのですか。私はその前の記事で娘を病院にやったことを書いておりますが、カネがないと医療すら受けさせてもらえない、という現状がある。お医者はいるのにですよ。お医者はいらっしゃるのに病院の数を減らそうとする。カネのために。学校の敷地と建物はあって先生になりたい人間が減っているわけではないのに高校がどんどん減っていく。カネのためです。沖縄の基地からは、まるで切腹するサムライのような悲壮感をたたえて、若い兵士たちが殺し、殺されるために戦地に飛び立っていく。何のためですか。
Posted by gon at 2007年06月09日 03:58
>軍人から寄生的支配者に転化した連中でしょ。しかも世襲。

ある側面からはそうでしょう。でも、彼らとてその時代のその身分を自ら選んで生まれてきたわけじゃない。後生にそんな物言いをされていると知ったら切歯扼腕、体を震わせて憤慨するものもいるでしょうね。まあ私のは森鴎外のイメージで使ったつもりですが、それは武士でしたね。軽率でした。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E9%83%A8%E4%B8%80%E6%97%8F

>新自由主義に対する一番のカウンターになります。

新自由主義に対する一番のカウンターは「いらないものはいらない」と投票を通して政治に訴えることと、地域にカネを還元することです。ダムとか原発とか基地とかコンビニじゃなくて病院とか学校とか郵便局とか個人商店とかいったものを大切にすることです。

「日本人は世界市民から寄生的支配者に転化した連中でしょ。しかも世襲」と後の世界の人々から言われないようにしましょう。今後とも共闘よろしくお願いします。
Posted by gon at 2007年06月09日 04:36
なるほど、判りました。gonさんの生活経済に対する認識は根本的にズレていますね。

「世の中カネじゃない」
これ、一般的には間違っています。正しくは「お金だけじゃない」、「お金がすべてじゃない」です。
細かいことに思えますが、その区別をしない方がときどきいて、お金による世の中の動きを分っていないので。

1日の記事の印象は、(お金からの脱却への)驚き三分の一、期待三分の一、疑問三分の一というところで、皮肉はもちろん感想を考える手前でした。

しかし勘違いでした。
素直に読んであきらかな矛盾があり、中には私の直接関わっている問題もあるので、それを指摘させていただいたうえで、この話題は保留とさせてください。
申し訳ありませんが、当分議論する余裕はありませんから。

>カネじゃないでしょう
障害者自立支援法
医療制度改悪
介護保険法改悪
これじゃ死んじゃうよって
大騒ぎしてる人がいるのに

障害者自殺支援法、医療制度改悪、介護保険法改悪、全てにお金の問題がつきまとっています。大騒ぎも何も、健康状態と家計両方の悪化により、もう何人も死んでいます。
>米軍基地が自らのふるさとにやってきて頭の上を戦闘機が飛ぶ。それで難聴になってしまった方に「世の中カネだろ」と言えますか。
確かにその通りな一方、治療費の増大で日々生活に困る病人に「カネじゃないだろ。平和だよ、民主主義だよ」とも言えません。それやったら、これまでの経験からいって、相手は怒ります。基本的人権は言えるでしょうが、それには生活費を保証される権利も入るでしょう。


>世の中 カネ さえあればどうとでもなると思っている

まったくそういうふうに見えますよ
もしかして本当にそう思ってます?

そう見えるのは主観でしょう。誰がどう思うかは知ったことじゃありません。
厳然たる事実は逆は真ということです。

世の中、お金がなければどうにもなりません。

必要な額は少しで済むのですが、その少ない金額さえかなりの数のひとが得られない、それが今の日本の一番の問題と考えています。

>教育を無視して
納税者を無視して
失業者を無視して
労働者を無視して
隣国を無視して
子どもたちの命を人身御供に差し出して
それで
カネがあってどうなるんですか

これも、納税者と失業者と労働者に回るべきお金が回って、隣国との経済関係が上手く行けば、人身御供はいらないでしょう。
お金で全て良くなりはしませんが、お金があればずいぶん助かります。

>今後とも共闘よろしくお願いします。
共闘は誰ともしません。戦ったり敵を作ったりできるほど自信も余裕もありません。
協働や協調は大歓迎です。こちらこそよろしくお願いします。

なお、ブログアドレスは一年半前のを貼っておきます。こちらのスタンスを分り易いと思いますので。
Posted by 千年虫 at 2007年06月09日 23:58
こんばんは。
あっちと、こっちにリンクさせていただきました。
年金問題がニュースを覆い尽くしています。
どうして国民はこんなに飽きっぽく、誘導されやすいのでしょう!!

蓑田胸喜ってご存知ですか?
Posted by abi.abi at 2007年06月10日 00:28
千年中さま
おはようございます

見たところ千年虫さまは、私の使う言葉にこだわっておいでのようですが、率直にお聞きします。それはなぜですか。
私はビラ配りです。人にものを聞いてもらいたい場合のアプローチは十人十色。同じ口でも手を替え品を替え熱心に訴えていくわけです。だから時には過激な言葉を使うわけですが、今回のは極力それを抑えてつもりです。ご指摘のもうひとつのエントリー(6月1日付)も。問題があるとすれば冒頭の『ドアホウ』の部分ですが、そちらをたしなめていらっしゃるのでしょうか。「それではどん引きされるだけだよ」と。どん引きされてもいいのです。私のは。心に留めておいてねということなので。
Posted by gon at 2007年06月10日 07:50
ところで私は正直なところ千年虫さまの仰りたいことがよくわからないのです。前回の皮肉をそのままお返ししたのは、よく見かける、「普通に生活をしているヤツが『世の中カネじゃない』なんてぬかすんじゃないよ」という言説、沖縄でも選挙の時になると出てきます、と同様の匂いを感じたものでそういたしました。それも「そうじゃないんでしょ」というつもりでした。

>「世の中カネじゃない」
>これ、一般的には間違っています。正しくは「お金だけじゃない」、「お金がすべてじゃない」です。

でも、今回のレスを拝見してわからなくなりました。というのも、千年虫さまの言は貨幣経済の中にいてそれほど暮らしに困っていないものは『世の中カネじゃない』と言ったらいけないというふうにしか聞こえない。「そのお前の物言いには重大な欠陥があるから今すぐ改めよ、さあ改めよ」と。啓示的な示唆にうたれて出家をする前に子を持ってしまった多くの人間は、カネがなくて死んでいく人々に遠慮して『世の中カネじゃない』という言葉を使ってはいけない、と聞こえてくる。
Posted by gon at 2007年06月10日 07:51
私は貧困や飢えを知りません。だから本当のところはどうなのかわからないですが、社会の片隅で声を上げられずに死んでいく魂は、実は『世の中カネじゃないんだよ』と思っているとむしろ確信しています。「終戦直後でも野菜はたくさんあった。だけど農家の連中はそれを貧乏人に分けることをしなかった」10年も前になりますがテレビである有名なタレントが言ってました。同様のことは野坂昭如も言ってますよ。森鴎外も。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E7%80%AC%E8%88%9F

小学生三年生に聞いてみてください。「給食費が出せない子には給食を食べさせないことにしましょうか」一様に「なんで?」という意見が返ってきますよ。「世の中カネだ」と思っていないからです。30人の人間が普通に食べられるのに10人はその権利がない。この意味が彼らには理解できないのです。というか私も理解していません。
なぜこんなにもたくさんの人が、みんなが『世の中カネだ』と思っているのに、カネを与えれば死なないはずの人々を見殺しにするんですか。国を守るためにクラスター爆弾を買うからですか。辺野古に自衛隊を派遣するためですか。アメリカ軍の再編に2兆円も出すためですか。莫大なカネを使って国民投票をするためですか。年金が足りないからですか。
Posted by gon at 2007年06月10日 07:55
千年虫さま
「世の中カネじゃない」「お金だけじゃない」「お金がすべてじゃない」
私にはこの違いがわかりません。

人は貧困で死ぬんじゃない。医療が受けられなくて、食べ物がなくて、我々の選んだ貨幣経済の、その社会に整っているはずのインフラの恩恵を受けられなくて死んでいくのです。それと戦争ですね。民主主義の危機を前にして平然としている国民が、年金の問題になったら政変にもなりかねないほど大騒ぎする。この軽佻浮薄は「しようがないよ人間だもの」で済まされる問題ではありません。この社会に足りないものは愛情ですよ。生身の人間に対する。だから「愛国なら護憲でしょ」です。

今後ともよろしくお願いします。
Posted by gon at 2007年06月10日 08:00
はじめまして。喜八さんのところから来ました。

>なぜだかメディアは右と左で煽りたがるけど一向に語られない対立軸があるんだよね「米国追従」か「愛国」かということなんだけどこの軸を見失うとウヨとサヨ、つまり「国家主義」と「共産主義」の古くさい議論になっちゃうだからうんざりするんだよね

これ、大いに賛成で、こういう議論を隠蔽するためにウヨだサヨだという不毛な議論をふっかける輩がネットには権力に飼われているんだろうと思ったりするのですが(笑)もうネットも次の段階に進まないとだめですよね。

今後ともよろしくお願いします。
Posted by 山澤 at 2007年06月10日 21:52
dr.stoneflyさま
こんばんは

なんかあちらでのエラそうなコメントがdr.stoneflyさまのお心をわずらわせてしまいましたようで恐縮いたします。ごめんなさい。ごんはよく考えもしないで言葉を発しまして、それでいろんなところに頭をぶつけては痛がってわんわんわめいている粗忽者にございます。

放射能お化け九条?ワラビや、平和に関しての現時点がすでにマイナスだというお話は「流石毒多石飛殿」との所感にございます。gonを見捨てないでくだされ。何卒。
Posted by gon at 2007年06月11日 20:48
BLOG BLUESさま
こんばんは

ご唱和有り難き幸せに御座います。しかるに、き奴らの策の恐ろしいところは実のところその理屈の馬鹿さ加減に御座いますれば、各々方に今一度、僭越ながらご忠告申し上げます。まず、き奴らはこちらがその策を喝破することを恐れてはおりませぬ。舌戦で敗色が濃くなれば有象無象を擁して流言飛語の類を散布し味方を疲弊させ指揮系統を分断してきます。さらには、自ら野山に火を放ち黒煙濛々とさせ、旗指物をどんなに高く掲げてもこちらの守るべきもの、集うべき場、そして攻めどころ、敵の本陣を見えなくさせてしまいます。
今一度祈りつつ時を待ちましょう。さすれば四海からの風がきっと煤煙を払います。その時こそ敵の集結地点をしっかりと見定め、たまりにたまった怒りの堰を切り落とし、穀潰しの弾薬もろとも濁流に呑み込んでくれましょう。

暗雲を払う風と
悲しみをたたえる堰と
そして
決して切れることのない
人の和にございまする

さすれば必ずや
空にかかった虹の如くに
日本の新しい夜明けへの
道が開けまする
その時にはみんなで集まって
月見酒と洒落込みましょうや
Posted by gon at 2007年06月11日 22:15
mxさま
おはようございます

私は日本の保守政党がこんなことになってしまった理由は私たち自身にあるのだと考えています。当たり前といえば当たり前なのですが。自らの歴史と未来への無関心。昨日のことを忘れ、明日のことなどどうでもいい。歴史と未来、現代人にとってそこにとらわれることは鈍重でスマートではないのかもしれませんが、今だけを生きるなんて無責任なことを歴史が許すわけがありません。その審判がおりるのが今回になるのか、あるいはこれからさらに大量の血を必要とするのか、世界史にとってはそれだけの違いかもしれませんが、日本人は今度こそ自らの国を失うことになるでしょう。
本当に日本を愛するのであればお話の箕輪登さんや小林節さんのような議論が出てきて当然のはずです。米長邦雄などはどの面下げてあの位置に頓挫しているのでしょうか。読売のナベツネ同様、自らの拠り所としてきたものに泥を塗って知らん顔をしている本物の恥曝しです。
Posted by gon at 2007年06月14日 06:21
abi.abiさま
おはようございます

蓑田胸喜。知りませんでした。

「蓑田胸喜」、この名は軍の抬頭以来学界の泰斗たちの間で如何に恐れられた事だろう。悪辣極まる手段により滝川幸辰始め多くの有識者を闇に葬り、やがて憲法についてのそれまでの常識、美濃部達吉の「天皇機関説」までをも陥れるに至る。精力的にその後も学問や言論への弾圧を続け、終戦後一億総転向ともいえる価値観の変遷を受けて、まもなく失意のうちに自殺した。

http://www.h7.dion.ne.jp/~sankon/2ch/history/s04/4679.htm

これが歪曲のない事実だとしたら、なんとも形容しがたい恐ろしい人物ですね。でも、彼を生み出し、そして破滅へと追い込んだ「飽きっぽく、誘導されやすい日本人の特性」の方が実は何倍も恐ろしいのかもしれない。
Posted by gon at 2007年06月14日 06:31
山澤さま
はじめまして

自民党はいつも「文句があるなら対案を出せ」といいますが、その実、議論をし、対案とのすり合わせをする気はない。対案が出されてもろくな議論をせず強行採決ですから。論敵とせめぎ合いを続ける中でよりベターな道筋を模索していくという人間にとって必然とでもいうような方式を否定して議会が成り立つと思っている。
与党議員は自分自身の存在価値を否定しているんだけど、そのことに気付いているのかどうか。そして国民も。ディベートをして「一部の有識者の大勢」やら「操作された世論調査」やらが傾く方向に舵を取っていく。そこに殺到する。傾いたまま航行しているから、少しの波風で転覆する。愚の骨頂です。世論誘導よりも、ブレーキをかける存在が必要だけどという方々がもっと増えてくればいいのだけど。イデオロギーに関わりなく。
Posted by gon at 2007年06月14日 06:48
「野党は対案を出せ」と言う言説がまかり通るようになってきてから、自民党がおかしくなりました。同時に地域を愛する保守は、単なる野党攻撃者になりました。

大体、対案を出せるだけの情報はすべて与党である自民党が握っており、野党はものすごい努力の末に情報の一片しか手に入れることのできない不平等を、まったく無視しているわけです。

年金問題では相当の努力の末に民主党は情報を洗っています。共産党は自衛隊の暗部を暴きました。でもこれらは相当な努力の結果です。

自民党は「対案を出せ」と言う前に、情報を得る位置にいながらろくな政策を出せない無能な自分を恥じ、野党に政権を渡すべきでしょう。
Posted by mx at 2007年06月14日 09:16
mxさま
おはようございます

日本の国会のような機能不全を起こした多数決議会では、政策立案は与党の仕事にならざるを得ない。野党がどんなに良い案をもってきても「はい採決即否決」で終了ですから。そういうふうにしておいて対案を出せという。常にタイミングを見計らって都合の悪い法案は国民の目をそらして出す。アドバルーンになるような法案は「選挙の争点」として出す。言い訳のような法案は選挙直前に出す。これだけの優位を持っていて、野党には「対案を出せ」ですから。最初から自身の法案について野党を説得し、国民に納得してもらう気などなく、説明する気すらないということですね。
国会での論戦を見る限り、議員としての能力、職責を果たそうとする努力は明らかに「野党」の方が上です。
腐ってるのは官僚じゃない。議会の機能不全が各省庁の限定的な部分だけ肥大させ動脈硬化を起こしているんですよ。そのような組織で末端はむしろ血液が届かなくて壊死しているというのが実情でしょう。
Posted by gon at 2007年06月19日 06:52
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Tracked: 2007-06-08 13:33

保守リベラルは吉田茂に学べ
Excerpt: クセモノ揃いの「薫ちゃんと愉快な仲間たち」の中でも、インテリジェンスで鳴らす、神田生まれの都会派ブロガー、岡本喜八の映画「独立愚連隊」シリーズなら、さしずめ中丸忠雄の役どころ。「みんななかよく」が、参...
Weblog: BLOG BLUES
Tracked: 2007-06-08 15:28

おぼえがき
Excerpt: このご意見に共感!
Weblog: あしたはどっちだ!
Tracked: 2007-06-10 00:15

なるほど!エントリと安倍パロディ紹介
Excerpt: まず「なるほど!」と、喜八が感嘆した他ブログ記事を2つと安倍パロディポスターを紹介させていただきます。
Weblog: 喜八ログ
Tracked: 2007-06-10 11:07

リベラル左派とリベラル右派は、共産党を躍進させるという戦略で...
Excerpt: ■トラックバックいただいた「保守リベラルは吉田茂に学べ」は、タイヘン興味ぶかい指摘で、アタマの整理になったが、blog-blues氏、おそらく、ふざけいているんだとおもう〔いや、実は高等戦術で、この小...
Weblog: タカマサのきまぐれ時評
Tracked: 2007-06-10 13:23

優先順位は 憲法改正にあらず
Excerpt: まず、最初に 伊藤一長 長崎市長 暗殺の件に関し謹んで、お悔やみを申し上げます。このような卑劣なテロ行為は、断じて許してはなりません。これは、思想信条とは関係なく、日本国家そのものに対する反乱です絶対...
Weblog: 逆説の胴体力(重心力) 2 重心集約力は 筋力ではない
Tracked: 2007-06-10 18:00

何故、私たちは規制緩和・二大政党制というルール変更を受け入れたのか
Excerpt: 先回に続いて、内橋克人氏の「悪夢のサイクル〜ネオリベラリズム循環」を読んで考えたことを書きたいと思います。アメリカにおいて新自由主義が普及した背景を前回は書きました。では、私たち日本人は何故、アメリカ...
Weblog: 世界経済を読む〜共認経済学へようこそ!
Tracked: 2007-06-10 21:39