レジームチェンジ反対

2007年05月14日

現状肯定派がボイコット?

今回成立した
「国民投票法案」で
最低投票率をつけない理由について
ボイコットを防ぐためなどという
寝言のような答弁があったのをご存じであろうか

『国民投票法案、最低投票率規定を求めて追及』

意図的に投票水準を<最低投票率>より低くさせ国民投票を無効にするようなボイコット運動を誘発することが挙げられている


まず「国民投票法案」への反対運動として

投票をボイコットして何が悪いのか

という当たり前の意見は言うまい
どうせ聞いてくれんだろうし

たとえば現日本国憲法が規定しているように、人が各々の場で自分を存分にはたらかせる存在であるならば、現状で生活していて憲法に対して問題意識を持っていない人というのは現憲法を肯定している人だ。憲法に不都合を感じていない人というのは憲法を空気のように享受しているといえる。たとえば、現生徒会長にこれといって不満もないのに、その現会長ののび太がいいかそれともスネ夫がいいか投票しろと言われても、「面倒だからいいよ」と言っている生徒がなんでボイコットになるのか。私にはそれをボイコットと言ってはばからない心性が理解できない。たとえば、マンションのリフォームをするときにはいかに現状がまずいのかを住民全員に訴えて現状に対する不満の声を大きくしていくというやり方を取るはずだ。それなのに「何も言わない人はボイコットなんだよ」という話がいったいどこから出てくるのか。マンションの何が問題なのか住民全員に周知する努力をしないでおいて「マンションの壁を塗り替えるけど、もとのピンクがいいか水色がいいか投票してくれ。投票に来なければボイコットと見なす」なんて。冗談も休み休み言ってくれ。

「俺は自分のとこの雨漏りを直してくれとずっと訴えているんだが、まずはそっちをどうにかしてくれ。それが済んだらゴミ捨て場の清掃にもっと金をかけて欲しいぞ。俺の部屋が一番近くて夏場は大変なんだよ」

何より「改憲派=現憲法に反対を唱える人々」の動きというのがよくわからない。というのも現憲法反対派である改憲派が国民投票の権利を要求するならその現憲法の問題点を徹底的に国民に周知させて現憲法反対派を増やすように努力するのが普通のはずなのに、それをしないのはなぜなのか。我々がたとえば自治会長を、この人はみんなの話し合いで決めたんだけど、その彼をリコールしたいと思ったらどうするか。まずは、リコールの理由をはっきり周知して会長の不信任に賛同してくれる人を募るのが先だろう。憲法リコール派はなぜそれをしない。それでこっそりと自分らだけに都合のいいようにルールを作っておいて、不信任投票をするからと、あることないこと吹き込んだあげく「どうなってるかよくわからないんだけど」という現状肯定派には「ボイコット」か。で、その短い期間に大量に吹き込まれるデタラメが、くだらない商品を無理に買わせるいつものやり口でコマーシャルよろしくテレビで流される。「新時代の扉を開け」とか何とかテケトーなコピーで。そうしたらテレビの前にいる「B層」のみなさんは、あまり考えもせずに嬉々として憲法リコールに賛成票を投ずる。そして、ジ・エンド。

「そもそもリフォームの金なんてそんな余裕あったのか。俺はないぞ。うちには年寄りも子どももいるんだ。教育には金がかかるようになってるし、年金もヤバイ。え、セキュリティ。ああいいよ。これ以上まだなにか持っていくつもりならなんでも好きなモン持ってけよ。持ってけ、持ってけ。俺と家族の命以外ならな。ああもうやけくそだよ。自分の生活までも『公益』に献上させられてほかに何を守るの。俺たちが」

もう一度言う

人の命だけは貴様らの好きにはさせんぞ



ということで我々はこの「欠陥だらけの法案」のリコールを求めます

「私たちは現政府与党が成立をめざす、『憲法改定手続法案(国民投票法案)』に次の理由で反対します」←クリック

憲法の目的は主権者である国民が国家権力を規制することであり、その憲法改定手続は、国民主権と基本的人権の尊重という民主主義の基本理念にのっとった公平で公正で明快な内容であるべきです。そのため、第一に、憲法を改定する手続きである国民投票は民意を正確に反映する投票制度であること、第二に、国民の的確な意思決定のためにできるだけ多様な政治的意見に接することができること、第三に、広く深く国民的論議がなされるために自由で公正な国民投票運動が保証されることが必要です。現政府与党の法案は、次のような点で先の「公平で公正で明快な国民投票の要件」を満たす内容とは考えられません。

1. 本国民投票法案には最低投票率の規定が設けられておらず、有権者の二割程度の賛成票だけでも条文の改定が可能なこと。(憲法の基本原則、民主的・立憲的根幹が簡単に変更されてしまう内容であること。)

2. 国民投票において、投票運動での自由な言論活動に罰則とともに設けられている制限があり、罰則の適用が恣意的になされる危険性を排除できないこと。(その罰則・制限が、現憲法を擁護する立場の者にとってのみ不利にはたらくと考えられること。)

3. 国民が改憲案についての賛否を判断するための広報の公平性が保証されないこと。(国民投票広報協議会に参加できる人員、及び公費で賄われる広報が国会の議席数に応じて割り振られるため、多数の議席を占める政党が一方的に有利になること。また、制限なしの有料広告は財力のある側だけに一方的に有利になること。)

4. 憲法改定についての国会の発議から国民投票までの期間が短いこと。(国民が的確に意思決定できるかどうか疑問があること。)

5. 国民投票における、賛否を問うための投票方式があいまいになっていること。(抱き合わせによる恣意的な誘導を避けるため、個別の条文ごとに賛否の意思表示ができる投票方式にするべきだが、その点があいまいであること。)



ついでにこれ、先ほどのJANJANから

<最低投票率>を盛り込むべきだとする主張は、衆議院側の公聴会でも行われていた。公述人の主婦、田辺初枝さんは、終戦後間もなく、高野岩三郎ら7人の民間人による憲法研究会が提案した、「憲法草案要綱」(昭和20年12月27日)に「国民ノ請願ニ基キ国民投票ヲ以テ憲法ノ改正ヲ決スル場合ニ於テハ有権者ノ過半数ノ同委アルコトヲ要ス」とあることを引用し、「有効投票の過半数という表現ではなく、(中略)有権者の過半数と明記する」よう訴えていた(「もっと広く、もっと早く」田辺公述人、切々と JanJan4月6日参照)。

このJANJANの記事はなるべく全文読んじゃってくださいな


参議院で与党を責め立てていかなければならない最終局面の時
この「ボイコット論」を後押しして
私の「最低投票率つけてよ」主張を
「正当ではない」とご意見くださったFKさま
再度ご意見待ちしています
この「欠陥法案」が
政府与党とハトヤマやマエハラの思惑通り成立してしまった今なら
お相手しますよ



5月14日 22:00 追記

「私たちは現政府与党が成立をめざす、『憲法改定手続法案(国民投票法案)』に次の理由で反対します」

の2項目目


2. 国民投票において、投票運動での自由な言論活動に罰則とともに設けられている制限があり、罰則の適用が恣意的になされる危険性を排除できないこと。

これは、現修正案には含まれない、ということなので目立たない色にしました。(とはいえ、またゾンビのように復活してくるおそれがありますので完全に削除はしません。)
これは国会でその点を厳しく追及してくださった野党のみなさまのおかげです。感謝致します。
posted by gon at 21:01| Comment(14) | TrackBack(10) | 壊憲手続き簡略化法案 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。最低投票率のエントリーありがとうございます。今回は民主党云々はできれば控えての議論を希望します。私も全て民主党の行いを肯定しているわけではありません。ただgonさんとは民主党に対する温度差があるとは思っています。また国民投票法案は「公正中立であるべきもの」という前提での議論をお願いします。

1.>たとえば現日本国憲法が規定しているように・・・現状で生活していて憲法に対して問題意識を持っていない人というのは、現憲法を肯定している人だ。

政治に関心が無く、投票に行かない人をすべて現状肯定派であり護憲派だと決めつけています。それは誤りだと思います。例えば先の沖縄知事選で投票率が50%だとします。投票に行かなかった人50%が全て現状肯定であり与党支持とは思えませんし、そう判断するのは誤りだと思います。

2.>何より「改憲派=現憲法に反対を唱える人々」の動きというのがよくわからない。というのも・・・

国民投票法案は良い自治会長であろうと悪い自治会長であろうと、リコールするための正式なルールを前もって決めておこうとするのと同じです。またそのルールは公正中立であるべきです。今回の法案が多くの国民の納得した審議の結果のルールだとは私も思っていませんが、法案の作成そのものには私は賛成の立場です。おそらく国民の多くもそう思っています。ただ最低投票率で与党を攻めるのは疑問があります。前回のくろさんの主張する賛成投票率の規定であれば私も賛同します。

与党はおそらく前回の私のような主張をして反撃してくると思います。その時には「その理由と何%であれば公正中立と言えるのか?」という質問をしてくると思います。
Posted by FK at 2007年05月14日 23:34
こんばんは。
風邪は良くおなりですか?
とうとう通過してしまいました・・・
参院で強行でなく通過というのが許せません!!
民主党!!これは予定の行動ですか?
自民よりまし、だと思っていたのは間違いだったのかもしれない。
よりまし、では不充分。
まし、で投票は止めます!
Posted by abi.abi at 2007年05月14日 23:38
取り急ぎ、「くじゅごん」掲載しました。
バナーを作るのは初ですが、サイズ的にはそのまま使えると思います。

仕上がりが粗くて申し訳ありませんが、状況から拙速でもとにかく一本ということで。
文字を外に出したもの、他に目が笑っていて文字が…WITH MEのものをこれから作ってみます。

なお、コピーはもちろん、加工についてもご自由に扱ってください。
Posted by 千年虫 at 2007年05月14日 23:53
こんにちは〜^^

最近私は怒り心頭の状態です(笑)

だから・・

民主党10人の当選より
社・共・他護憲派の1人の当選の方が
よほど安倍には打撃の効果があると・・

思うようになりました。では〜^^
Posted by ニケ at 2007年05月15日 00:43
はじめまして。

らんきーブログさんのトラックバックから飛んで来ました。私は父の選挙のときに白紙で出したことがあります。理由は、「町のことを任せられない」と思ったからです。選挙で人の複雑な気持ちがカウントされたらいいのに、と思います。私も、96条の過半数
は、良心的に見たら、有権者の半分という感じがしています。
それは日本の国のいちばんえらい人を即座に辞めさせる法案をつくるにしても、同じにしないといけないと思います。

>FK
>法案の作成そのものには私は賛成の立場です。おそらく国民の多くもそう思っています。

反対の立場の人は、国民の多くが反対していると思っているのではないでしょうか。

先ほど、この記事にトラックバックを送信したら、エラーがでてしまいました。><
URLは、
http://pub.ne.jp/onefineday/?entry_id=670896
です。

ありがとうございました。(^^)
Posted by m-maki at 2007年05月15日 01:05
>現行憲法は代表民主制を採用しており、国会は主権者国民を代表する「国権の最高機関」である。憲法改正案は、その国会において両議院議員の3分の2以上という多数の賛成を得た上で、国民投票にかけられるわけだから、この「発議」の重みはもっと重視されなければなるまい。しかし最低投票率論者は、なぜかこの点に触れようとしない。

 逆に、国会で3分の2以上の多数が賛成しても、例えば国民投票の投票率が4割の場合、有権者のわずか2割以上が反対しただけで憲法改正は否決されてしまうわけだから、理屈からいえば、むしろこの方が問題であろう。

↑産経新聞・【正論】日本大学教授・百地章 憲法改正モラトリアムの終焉より引用
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/seiron/070508/srn070508000.htm

へえへえ、エライ国会議員様の2/3が賛成した改正案が、たかだが一般国民の一部が反対したことで通らなくなるのはいかん、と、そうおっしゃりたいわけですね?
と、先日、読みながら怒りと呆れで目眩がした記事です。

何年も先にある国民投票で
投票しない人間の何%が護憲派であり、何%が無関心か、なんて誰にもわからんわけで。
そんな答のわからん仮定に則って話をするよりも、より多くの国民の意見を反映するためにはどうしたらよいかを考えるべきであり、そのためには最低投票率の規定は必要だと、私は考えます。
そして国会では、最低投票率は何%にすべきか(どのラインならより多くの国民が納得できるか、公正中立により近いか)でもっと突っ込んだ議論があってしかるべきだったと、思っています。
最低投票率の規定「ナシ」ってのは、ナシだろう・・・
Posted by gegenga at 2007年05月15日 08:05
FKさま
こんばんは

>例えば先の沖縄知事選で投票率が50%だとします。投票に行かなかった人50%が全て現状肯定であり与党支持とは思えませんし、そう判断するのは誤りだと思います。

よりにもよってこんな例を出してくるとは。
沖縄の仲井真知事があげた公約は「V字滑走路拒否」そして知事自身はそれを否定したり取り下げたりしてはいない。それもこれも野党第一党が国政との矛盾を追及してくれないおかげ。前にも申し上げました。沖縄で今選挙に行かない無関心層というのは、県知事様のお言葉を真っ直ぐに受け止めるような善良な方々です。それ以外のどんな人々だとお思いで。

>法案の作成そのものには私は賛成の立場です。おそらく国民の多くもそう思っています。

私はそうは思わないんだけど、もしそうだとしてもなんでそんなに偉いのかな多数。多く思っていたら何なのそれで。

>与党はおそらく前回の私のような主張をして反撃してくると思います。その時には「その理由と何%であれば公正中立と言えるのか?」という質問をしてくると思います。

ご意見は「ボイコット運動」が不当だということで「最低投票率」規定も不公正だということだったんじゃないのですか。いつから「ボイコット論」という寝言を繰り返す自民党に対抗する言論をあげろという話になったの。まともに議論をして下さい。
野党の支持者が「ボイコット論」なんてそんな寝言にいちいち注釈なんて付ける意味がわからない。

だいたいボイコットの何が悪いのですか。
Posted by gon at 2007年05月16日 00:06
abi.abiさま
こんばんは

ご心配をおかけしました。おかげさまで風邪の方は良くなりました。
体調を整えたらフルスロットルで吠えまくりますので、お眼鏡にかなうものがありましたら、いつものようにご唱和お願い致します。
Posted by gon at 2007年05月16日 00:15
千年虫さま
こんばんは

本当に素晴らしいものをお作りいただき有り難うございます。いてもたってもいられなくなって早速エントリーアップ致しました。
今後ともよろしくお願いします。
Posted by gon at 2007年05月16日 00:21
ニケさま
こんばんは

>最近私は怒り心頭の状態です(笑)

(笑)いながら怒り出すようになるとアブナイですぜ。アパ壷妖怪軍団のウイルス攻撃による症状の一種です。私もやられました。残念ながらこれに抗するワクチンは今のところ見つかっておりませんが、こうやって同じ気持ちを共有すれば幾分は楽になるようです。一緒にそういう方々を増やしましょう(笑)

>民主党10人の当選より
社・共・他護憲派の1人の当選の方が
よほど安倍には打撃の効果があると・・

そこまで言うのはちょっと……。せめて五人に一人くらいで。
Posted by gon at 2007年05月16日 00:33
m-makiさま
はじめまして

記事拝見いたしました。苦しい経験をなされましたね。心中をお察しいたします。
辺野古では隣近所親類縁者バラバラで、選挙のたびに悶着が起こるという話を聞きました。こんな選挙はいりません。ルールは運用のされ方によっては、ない方がいいということもあるのです。それを戒めているのが憲法なんですよね。

>日本の国のいちばんえらい人を即座に辞めさせる法案をつくるにしても、同じにしないといけないと思います。

日本の国のいちばんえらい人は主権者である国民です。大臣は我々のために仕事をしてくれる人。無能であったり国民にたてついたりすれば、辞めさせることができます。今度こそみんなで辞めさせてやりましょう。
これからもよろしくお願いします。
Posted by gon at 2007年05月16日 01:01
gege師匠
こんばんは

おう、ご紹介のページに行ってみてびっくり、悶絶、気を取り直してもう一度読解を試みるも頭クラクラしてきて、じっと手を見る。妙な汗が背中を伝うれろぼふぅあげぽ…………。

>より多くの国民の意見を反映するためにはどうしたらよいかを考えるべきであり、そのためには最低投票率の規定は必要

おお、その通り!あの後にこんな「正論」を繰り出してくるとは、さすがgege師匠。アパ壷妖怪軍団に対抗するワクチンを編み出しましたね。
Posted by gon at 2007年05月16日 01:11
gonさん、よろしくお願いします。

そうだ...
日本でいちばんえらいのは、
日本国民ですよね。

>日本の国のいちばんえらい人を即座に辞めさせる法案をつくるにしても、同じにしないといけないと思います。

この発言は、

日本の国の大臣を即座に止めさせる法案をつくるにしても、同じにしないといけないと思います。

と言いたかったのです。><
その点、訂正いたします。
失礼しました。
Posted by m-maki at 2007年05月16日 06:02
m-makiさま
こんばんは

いえいえ、間違いですよという意味での突っ込みではありませんので。m-makiさまの意図は十分伝わりました。自称「権力の頂点」は、最近「最高司令官」という肩書きも新たに加えて、どこまでも突き抜けているようです。裸の王様というのがぴったりなのですが、あまりのはまりように誰も口にしません。ベタなんですね。一度記者がご本人に突っ込んでいましたが、面と向かって言われてもそんなはずはないということなんでしょうか。最近の居直りようは。あのね日本国はね国民のものなのよ。と一字一句噛み砕いて説明しないとわからないお方のようです。その支持者も。
Posted by gon at 2007年05月17日 21:57
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