レジームチェンジ反対

2007年03月24日

悪魔のゲートキーパー

悪魔の居城の番犬
ケルベロスは三つの頭を持っている
右と左に対の属性の極みを配し
真ん中の口がうなりを上げて領域を侵すものを威嚇する
攻め手が右へ回れば右の首が牙をむき
左を衝こうとすれば左の頭が睨みをきかせてくる
体には蛇の半身が無数に生えていて
よく見るとその蛇の頭部は苦痛に歪む人の顔のようで
それがたてがみと尾にあつらえてある

いかにも醜悪で
禍々しい
遠くから眺めるだけで足がすくみ
矛を取って切り込むどころか
盾を構えて立っているのすら
おぼつかない
それで
こんな門には入らないほうがいい
どうせためになるものはなんにもないし
たとえばこの中に魔王がいたとして
この俺に何ができる
こんな恐ろしいやつを従えている相手に
かないっこないだろう
そう思ってしまう
知らないふりをしてしまう
見て見ぬふりをしてしまう
どうせ勝てっこないのだからと
頭を振って忘れようとする
恐れは怒りに、怒りは憎しみに、憎しみは苦痛に
マスター・ヨーダ 『スターウォーズ』
しかし
我々が悪魔に勝利するためには
こいつをクリアーしなければならないのだ

だから
怖気を払って
見つめてみる
弱点を
さぐってみる

そもそもケルベロスは
悪魔が人間を研究してつくりあげた
「対人用」のモンスターである
悪魔は我々の強さの源を知っている
それは
ヒューマニズムだとか愛だとか平和だとか呼ばれるもの
最近は軽く見られがちだが
これは間違いない
我々が対峙している悪魔は
人類の心のつながりの
その強靱さを恐れている
「和を持って尊しとなす」
その力を存分に発揮したときの人間というものを
はっきりと認め、そして恐れている
だから
人間よけの門番として
三つの頭のケルベロスを配して
我々の団結に揺さぶりをかけてくるのだ
左右に配された飴と鞭で人心を手玉に取り
中央に据えられたスピーカーから
恐怖を喧伝する凶悪なプロパガンダを流し続ける
そうして
我々を右往左往せしめ
途方に暮れているところを震え上がらせ
考えるいとまを与えず
心の絆を断ち切り
互いに傷つけ合うことで流される血
それを糧として
破滅の力を増幅させていく
悪魔の城門に貼り付けられた

テレビという名のパンドラの箱

その正体を突き詰めてみよう

その弱点を見極めてみよう

その攻略の糸口を探ってみよう

見るがいい
奴の足を
巨大な鎖につながれている
こちらが脅えたり、慌てたり、諦めたりしなければ
咆哮し、歯軋りし、地面を掻きむしる以外に為す術を持たない
まずは

「心を落ち着けることだ」

見るがいい
その口元を
よだれを垂らして
飢餓感にさいなまれている
ならば対処は簡単だ
与えないことだ
食い物を
妬み嫉み裏切り憎しみ恨み辛み
それが奴の糧である
やはり

「心を落ち着けることだ」

見るがいい
その苦しげな胸元を
そこから生えている蛇が
自ら胸を締め付けている
ぎりぎりと
これは良心の呵責という奴だ
悪魔の手先だからといって
良心がないとは限らない
蛇は罪悪感の漏洩、心に巣くう寄生虫が収まりきれずにわいてきたもの
己の良心の憤激に脅えた神経が厚い面の皮から露出したもの

心を磨いて彼ら自身の醜悪な姿を
反射させてやればいい
そうすればその薄気味の悪い複合体は
一瞬に石化する
夕凪の水面のように
ゆったりとはりつめて
そうして

「心を落ち着けることだ」

青く輝く 地球を汚し
百鬼帝国 迫りくる
急げ3人の 若者たちよ
正義の心で 合体だ!
大空高く 火花を散らし
平和のために 悪を討つ
おおゲッター ゲッター ゲッター
不滅のマシン ゲッターロボ!
『不滅のマシンゲッターロボ』


対処法は三つである

焦っているのは相手の方
ことさらに脅えたり、慌てたり、頑なになったりして

分断されないこと

右とか左とか上とか下とかの前に
お互いが人間であることを認め合うこと

飢えているのは相手の方
そもそもやつらは何ひとつ生み出さず
奪う以外に立ち行かないのだから、

奪われないようにすること

略奪の糧は偏見と羨望
簒奪の糧は高慢と卑屈
収奪の糧は恐怖と怠慢
強奪の糧は憤怒と憎悪
剥奪の糧は無知と独善

適当にあげてみた
もっとありそうだし
どれがどれに対応するのかよくわからなくなってきた
でも
あながち間違いでもないだろう
奴らの奪おうとするものは人の心なのであって
それは我々が極端な心持ちになったときに
持って行かれる
ようは

心に波風を立てぬこと


苦悩しているのは相手の方

「騙される気がないこと」を伝えてあげること

それだけで内部から変わる
相撲もボクシングもK−1も
野球もニュースもお笑いも
現状を忌々しいと思っているものが
その内部には数多くいるはずである



そもそもこのモンスターは

我々の嗜好を体現しているうちにそうなってしまったのだから

我々が心を磨いていけば

我々のもとに戻ってきてくれるはずだ

そうして昔のように

我々に素敵な世界を

提供してくれるようになるはずだ





ねえ
メディアのみなさん
二大政党なんて煽ってるけど
なんでなのだ
それがすべてをつまらなくしている
元凶なのだと思うぞ
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posted by gon at 23:49| Comment(0) | TrackBack(2) | つれづれなるままに | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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