公少きとき、武田氏と兵を連ぬ。後に武備を講ずるに、多くその法を取る。或ひと説いて曰く、「武田の箭は必ずそのていを甘うす。人に中つて抜け難からしむるなり。請ふ、これを傚へ」と。公、顰蹙して曰く、「忍びんや。孰れか天下の民に非ざらん」と。因て令して曰く、「徳川の箭は、必ずそのていを固うせよ」と。人に中つて抜け易からしむるなり。『日本外史(下巻)』 岩波文庫刊 P448
で、以下に私の勝手な口語訳
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ある者が家康公に進言した
「武田家の使う矢じりはつなぎを緩くしてある。
これは、人に当たった際に抜けにくくするためである。
そこで提案だが、我が軍もこれを真似てみてはどうだろうか。」
家康公は不快の色を隠さずにこう言いはなった
「情けなきことを、どこに天下の民でないものがあろうか。」
そして、こう命令した
「徳川の矢じりは必ずそのつなぎを固くせよ。」
(そうして矢が)人に当たっても抜けやすくなるようにしたという。
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いい加減訳終わり
さすが
江戸幕府の創始者
世界に類を見ない長期統治機構の初代首長だ
「戦においては
ひとを殺すことが目的ではないのだから
わざわざ致命傷になるような武器の使い方はするな
(今は敵味方に分かれてはいるが)同じ地上に生きる人々じゃないか」
ってな感じか
いいんでないの
事実かどうかは脇へおくとして
とても立派な物言いじゃないですか
何よりも思いやっていらっしゃる
天下万民のことを
たとえフィクションだとしても
三河軍団の勇猛さとあわせて
語り継がれる
語り継ぐ価値があるよ
これは
ところで
私はクラスター爆弾などというものを
人のあるところへ放り込む心性について考えてしまう
それは地面に到達する前に花火のようにはじけ
四方八方へ散弾の缶詰のようなものを撒き散らすということだ
このおぞましき兵器
その上に
不発率が高いのだそうだ
今度のヒズボラでも使われて
その不発分が今でもたくさん残っているのだという
そのヒズボラ空爆が
不発率が低いという人道的な新型が開発された
後か先か
それも気になるところだが
何よりもわからないのは
主に対人的な効果を期待するという
その兵器の使用ポイントだ
人がたくさん固まっている場所に落とすのだろうか
もしそうだとしたら
そこは一体どんな場面だ
思い浮かばない
この不発率の高い出来損ないに
どんな使い途があるのだろう
そこで、現在wiki先生
子弾1個1個の威力は弱いため鉄筋コンクリートビルやトーチカのような強固な建造物などに対する攻撃には向かないが、通常の爆弾より広範囲にダメージを与えられる分、対人、対装甲車両用の面制圧兵器としては絶大な威力を誇る。また、子弾として地雷を搭載した場合は敵の進軍を妨げるなどの効果がある。
ということだ
以前に地雷の話をしたことがあるが
現在wiki先生によると……
>子弾として地雷を搭載した場合は敵の進軍を妨げるなどの効果がある。
これは
敷設する手間のいらない地雷じゃないか
と身も蓋もない言い方をしたら
お叱りを受けるだろうか
でも、まさか
地雷という非人道的な兵器を使うのをやめよう
ということで
クラスター爆弾です
なんていうことではないよね
4割もの不発弾って
もしかして
地雷のことじゃないですよね
違いますよね
決して
巷では
「鈍感力」というのが話題だそうだが
やたらと背筋が寒くなる
戦慄する
何も見るな 考えるな 七十まで平穏に暮らせ※例のごとく歌詞うろ覚えです、すみません(誤りがあればご指摘下さい)
お前に似合いのライブショー 人の目に脅えて暮らせ
戦争も 革命も すべて奴らのコントロール
スイッチひとつで 俺もお前もみんな消されちまうぜ『聖者が街にやってくる』 ラフィン・ノーズ
我が子が
人道的な最新兵器で
粛々と作戦行動を遂行する
立派な兵士になってしまうという絵図面
足下が抜けるような
この感覚
眩暈
戦後
アメリカで暮らした
ある日本人女性が
自らの傷痕についてたずねられたとき
日本で被爆したのだと答えると
問いかけたその老女は
一言すまなかったとつぶやいたそうです
だいぶ以前、何かの番組で見ました
やはりNHKだったと思うのだけど
鈍感になりたいと思う
でも
鈍感になってはいけない
鈍感にさせられるわけにもいかない
私たちにとって
それはつらいことかもしれないけど
この痛みを
感じ続けなければいけません
もし
この思いを棄てる時があるとすれば
それは人間をやめるときです
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柔らかな皮膚しかない理由は 人が人の傷みを聴くためだ
彼女の歌を私にできるやり方で歌い継いでいこうと、私は思っています。
この言葉の重さが今問われています
彼女が時代時代に埋め込んだ時限装置が
今花開こうとしているのかも知れないですね